建設コンサルタントが目指す 交通からみた
未来の北海道の姿への提言

北海道美瑛町

SAFETY

4.防災・減災・国土強靭化に対応した
安全・安心な北海道

自然災害や老朽化に強い
道路基盤をつくる

リアルタイムモニタリングを行い、そのデータを格納・自動処理する維持管理データプラットフォームを構築するなど、
予防保全型道路維持管理に取り組む必要があると考えます。

T17 災害に強い道路づくりへの挑戦

近い将来に発生が予想されている大規模地震やそれに伴う津波、さらに激甚化・頻発化する気象災害など自然災害のリスクが高まっており、道民の生命と財産を守るための対策強化が必要となっています。
その一つとして、リスクや影響の大きい自然災害に対応した信頼性の高い道路基盤の確立が必要と考えます。

  • 災害発生時に早期復旧を図るための高規格道路の早期全線開通・強化
  • 高規格道路の重要区間における並行現道区間の強化
  • 災害発生時に道路交通に影響を与えない余裕幅の確保、無電柱化、切土・盛土区間における天端高の設定、法面勾配の緩和
  • 気象特性や地域特性、災害履歴、防災点検結果等を活用した道路ネットワークの脆弱度に関する客観的評価手法の開発
  • 客観的評価結果と道路の重要度に応じた防災対策計画の策定

T18 老朽化に負けない道路づくりへの挑戦

北海道では、高度経済成長期に多くの橋やトンネルなどの道路施設が建設されました。これらの施設をこのまま放置すると、今後、急速に老朽化が進み、いずれ取り返しがつかない事態に陥ることは明白です。
それを防ぐためには、適切な投資による計画的な点検・補修・更新を行う必要がありますが、それらは効率的・効果的に行われなければならないため、これまで蓄積してきた技術に加え、新たな技術革新が必要であると考えています。

  • 点検作業の省人・省力化のためのICT活用
  • パトロールカーや一般車両のカメラ・センサーを活用したリアルタイムモニタリングに関する技術開発
  • モニタリング結果を判定し、適切な応急復旧対策を自動でマネジメントする予防保全型道路維持管理に関する技術開発
  • 詳細な道路・交通データを格納・処理する維持管理データプラットフォームの構築
  • 道路空間デジタルツインの構築
  • 更新時のBIM/CIM・プレキャストの導入

強化すべき交通インフラ

  • 高規格道路ネットワークの早期全線開通
  • 高規格道路、都市内幹線道路、空港・港湾・ICアクセス道路の機能高度化
  • 高規格道路の並行現道区間の強化
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