建設コンサルタントが目指す 交通からみた
未来の北海道の姿への提言

北海道美瑛町

LIFE

2.誰もが自由に移動でき安心して
暮らしていける北海道

北海道の広さを克服する
高速移動交通網をつくる

都市部や生産空間、過疎地域などを対象としてオンデマンドな移動手段・物流手段を確立するために、
「空飛ぶクルマ」について、その実装を目指した具体的な取組が必要であると考えます。

T07 高速で移動できる交通網整備への挑戦

北海道の広さは、生産空間としての側面では大きな強みである一方、暮らしや産業における移動の側面では、どうしても弱みとなってしまいます。
そのため、安心な暮らしと産業・経済を支える基礎的インフラとして、新幹線を含む鉄道と道内各空港の役割分担を明確にし、広い北海道における高速移動交通網を整備する必要があると考えます。
それらにより、北海道・本州間や北海道内の移動・輸送にかかる大幅な時間短縮やコストダウンを図ることが可能となります。

  • 北海道新幹線(新函館北斗~札幌間)の早期開通、および札幌~旭川間の新幹線延伸
  • 札幌~新千歳空港間の鉄道アクセスの高速化、信頼性向上
  • 新千歳空港のデアイシングエプロン(機体の防除雪氷作業のための専用駐機場)新設
  • 新千歳空港のグローバルゲートウェイとしての機能強化
  • 丘珠空港のジェット化(滑走路延伸)と地下鉄延伸
  • 貨客混載に対応した大型航空機材の導入
  • 道路や鉄道、空港・港湾などの交通手段相互の乗り換えを円滑にする交通結節点の整備

T08 「空飛ぶクルマ」実装への挑戦

電動かつ垂直離着陸可能で、将来的には遠隔操縦や自動・自律飛行を目指す「空飛ぶクルマ」は、人々が日常生活の中で、安全で自由な空の移動を享受できる可能性を秘めています。
「空飛ぶクルマ」は、低密度な地域におけるオンデマンドな移動手段・物流手段の確立や、地上交通網が遮断された場合の傷病者の緊急輸送や物資輸送、災害時の被災状況の確認や迅速な救助、地域経済の活性化を目的とした道内空港と観光地間の連絡など、従来の交通手段では成しえない社会貢献ができるはずです。
そのため、都市部や生産空間、過疎地域などを対象として「空飛ぶクルマ」のユースケースについて考え、実装を目指す必要があると考えます。

  • 「空飛ぶクルマ」の実装に向けた調査実施・法整備・制度設計・計画策定
  • 河川上空の公共空間や旧鉄道路線上空の積極的活用による飛行空間確保
  • 離着陸場の整備、離着陸場までのアクセス道路強化など必要なインフラ整備

強化すべき交通インフラ

  • 北海道新幹線(新函館北斗~札幌間)の早期開通、および札幌~旭川間の新幹線延伸
  • 札幌~新千歳空港間の鉄道アクセスの機能高度化
  • 新千歳空港、丘珠空港の機能強化
  • 「空飛ぶクルマ」の実装に向けて必要なインフラ整備
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